ヘルク

勇者が魔界を救う？　ヘルクの大冒険活劇！
魔界のとある国。
１人の勇者の手によって、魔王が倒された。
「もう魔王におびえることはない」と
人間達が笑みで溢れかえっていたころ、
魔界では、
新魔王の座をかけて熱きバトルが繰り広げられようとしていた!!
そこに現れたのはまさかの…!?　(小学館HPより)

ストーリー・テンポ感の良さに絡んでくる絶妙なおふざけがめちゃくちゃよいです。
まず、導入が魔王決定戦に勇者が参戦するところから。もうすでに意味が分からないじゃないですか。始めのうちは結構、ふざけが多めの漫画なんだなと思っていました。
・・・それが違うんですよ。ストーリーはしっかり進むし、内容に骨がある。なんならふざけも作者がふざけてるんじゃなくて、キャラクターがキャラクターとして意味があってふざけてます。そのうえでかなりテンポよくストーリーが進んでいきます。このストーリーのテンポ感とふざけ具合の絶妙さがすごいです。
まず何がいいって、勇者ヘルクの顔ですね。めちゃくちゃふざけてるじゃないですか(１巻表紙の右上の男です)。顔がふざけてれば、言動も結構ふざけてまして。そこがね、いいんですよ。そしてこれが後々に利いてきます。この表裏が最高にかっこいいんですよね。
ほんとに読む前はこのふざけた面の奴をかっこいいと思うとは思わないと思います。こればっかりは読んでみてほしいですね。
2018年に完結したのに、なぜか今アニメ化が決定しました。ほそぼそと人気があったからこそだと思います。

この漫画、実は友達から教えてもらいまして。その友達がなかなかいいチョイスしてるんですよね。この漫画の他にもいろいろ教えてもらいました。買ったものだと二月の勝者ですね。気になってるものだとホテル・インヒューマンズです。これは試し読みしましたけど、面白かったです。今度目についたら買おうかなと思っています。あとは、バトルスタディーズとか、葬送のフリーレンも読んでるって言ってた気がします。
自分だと見れる範囲に限界があるし、友達から収穫があるのは楽しさが広がります。そんな風に思ってもらえるうちのひとりになれるように頑張っていきたいと思います。たま～にTwitterで読んでくれてるんだなっていうコメントが来たりします。そういうのはめちゃくちゃ嬉しいです。
と、ヘルクの話でしたね。この漫画は正直、六角形で表すタイプの漫画面白度みたいなのがあったらだいぶ上位に来ると思います。総合して出来がいい感じです。
このタイプの漫画はなかなか出会えないかもなと思いつつもどこかで出会えることを信じて今回はこの辺で終わりたいと思います。では。