わたしの幸せな結婚

異能の家計に生まれながら、その能力を受け継ぐことができなかった齊森美世。
そのせいで、親にさえ愛されず、使用人のような生活を送っていた。そして、唯一見方をしてくれていた、幼馴染も異能を開花させた異母妹と結婚をしてしまう。
一方の美世は、冷酷無慈悲と噂される久堂家に嫁ぐことに・・・
冷酷無慈悲といわれていた久堂清霞は実はそんな人ではなくて・・・
という話です。

虐げられていた美世が幸せを築いていき、見返していく和風シンデレラストーリー！
いや、何がいいってやっぱり美世と清霞さんとの間の空気よ。
今まで虐げられてきたから相手の行動や言動に対して、不安を感じてしまう美世。そんな風に思わなくてもいいと思いつつも、思ってしまう美世に寄り添ってくれる少し不器用な清霞さん。
尊い。
冷酷無慈悲といわれ、いろんな女性に興味すら抱かなかった清霞さんが、美世のことが気になっている姿が愛らしいんだよね。
ちょっとずつ美世が心を開いていってくれるところなんか、素晴らしくて一日中あがめてもあがめ足りない。

ここまで見てどうですか？というかここまで見ていただきありがとうございます。
美世が報われていくのを見ていくのが嬉しくなってくるんですよね。
自分は全然悪くないのに、大人の都合で大変な思いをさせられて。
料理をおいしいって褒められてシーンはほんと綺麗なんで読んで確かめてみてください。その前に拒否されたからこそというのもありますけど。やっぱり何気なく言ってくれたひとことだったから刺さったんだろうなと思います。
そして、
気になるのは、異能の話がどこまで食い込んでくるのか。
齊森家の異能は特殊だったらしく、そのせいもあって美世がつらい思いをします。もちろん、異能を使うシーンも出てきているので、話に絡んでくることは間違いない。
これからの展開が楽しみです。