タイトル 少年のアビス
著者 峰浪 りょう
出版社名 集英社
ISBN 9784088916019
既巻 12巻(2023年3月17日発売)
刊行状況 連載中
ジャンル ヒューマンドラマ×恋愛
おすすめ度 ☆☆☆☆★
ひとこと! 少年のアビスが深く沈みこんでいく
少年のアビスの魅力を伝えていく!
こんな人におすすめ!
- 重い話が好き!
- ヤバイ人間模様が見たい!
- 落ち込んでいない
少年が主人公のなかなかにヘビーな話です。
ですので、重たい内容が好きな人や、話がこじれ、関係がこじれる中でもメンタルを崩さない自身がある方はぜひとも読んでみてください!
とはいえ、君の膵臓を食べたいの映画で、3日間心を引きずった僕でも読めているので、よほど苦手じゃなければ読んでみてほしいと思います。
あらすじ
何もない町、変わるはずもない日々の中で、高校生の黒瀬令児は、“ただ”生きていた。家族、将来の夢、幼馴染。そのどれもが彼をこの町に縛り付けている。このまま“ただ”生きていく、そう思っていた。彼女に出会うまでは──。生きることに希望はあるのか。この先に光はあるのか。“今”を映し出すワールドエンド・ボーイ・ミーツ・ガール、開幕──。(Amazonレビューより)
閉鎖された空間の田舎で、家族・幼馴染・他人、そのどれもが彼を蝕んでいく。何が正しくて何が間違っているのか。この先に何があって、何がないのか。そんな物語を生きる主人公の話。
もっと世界は広いんだとも、この世界はずっとそうなんだともいえて。光があるかもしれないし、闇しか続いてないかもしれない。そんな風に思いながらも主人公の行く末を追ってしまいます。
ともかくも令児に待ち受けるラストまで見届けたいと思います。
おすすめPoint!
- 鬱々とした展開!
- 希望が見えそうで見えないストーリー!
- 子どもの価値観で見る世界!
主人公は子どもながらにして、この絶望が一生続くんだと悟っていた。家に引っ込んで怒鳴り散らす兄に、付きっ切りにならないといけないばあちゃん。
幼馴染にはパシられ、母には優しさを押し付けられる。
ひたすら鬱々とした展開の中で、時折垣間見える希望。見えたかと思ったらまた雲で隠れてしまう。
子ども目から見たら、それはもう生きる意味のない世界で。
生きてほしいけど、気軽にそんなこと言えない。だけど、静かにでも彼の末を追っていきたいと思う作品です。
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血の轍
優しすぎるが故の毒親をもつ少年の話です。子どもならではの閉鎖的な空間での出来事。
もと店長のひとりごと
なんていうんでしょうか。あの誰もが狂気な正気な感じは。それぞれに抱えている苦難がある。きっと誰か一人が悪いわけじゃない。だけど、あの町全体は明らかに有罪で。
誰もが自分のことしか考えていない、そんな閉鎖された空間。あの町にいる限りは身が腐っていってしまうのは確実。だけど逃れられない。子どもだから、恩があるから、縛り付けられているから、逃れられない。
トニカク続きが気になります。結末がどうなるのか。少年はどこに向かうのかを見届けていきたいですね。
血の轍も集めていきたいと思います。
今日はこの辺で。
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