タイトル Thisコミュニケーション
著者 六内円栄
出版社名 集英社
ISBN 9784088823935
既巻 7巻(2022年8月4日発売)
刊行状況 連載中
ジャンル サスペンス×サバイバル
おすすめ度 ☆☆☆☆☆
ひとこと! ぶっとんだ指揮官の行動がヤバイ!
本当の敵は誰なのか?倒すべきは何なのか。疑心暗鬼にすら陥らない独裁サスペンス!
Thisコミュニケーションの魅力を伝えていく
こんな人におすすめ!
- 戦略系の漫画が読みたい!
- サスペンス漫画が好き!
- 終末の世界観に惹かれる!
これは話の広がり方が気になる作品です!
終末観漂う世界での、生き残るためのサスペンス作品で、さらに戦略的な戦い方で敵から身を守っていく設定もりもりの漫画です。
これが面白い!!!
誰が敵で誰が味方なのか、侵略されれば死んでしまう世界でも人間同士の疑心暗鬼で物語が進んでいきます。
奇妙なストーリーを楽しみたい人にはおススメです。
あらすじ
20世紀後半 ――地球に突如として現れた謎の生物――
「イペリット」
この謎の生物に人類は滅ばされ、地上は廃墟と化していた。
それでも生き残った軍人・デルウハは、救いのない状況に絶望して自死を選んだのだが、ある研究所の人間によって一命をとりとめる。
その研究所には、イペリットに対抗するべく造り出された少女たちがいた!
この造り出された少女たちは死んでも生き返ることができる。
それを利用して何とかこの研究所は生き残っていた。
しかし、それがいつまで続くともわからない。
そこでデルウハは、元軍人としてこの少女たちの指揮を執り、イペリットと戦っていく。
デルウハとこの少女たち(ハントレス)の関係がヤバイのです。
死んでも生き返ることが出来る少女たち。
デルウハはこの性質を利用して、戦術に死ぬことも取り入れイペリットと戦っていきます。
そして、また先を見越してひどいやり口で戦闘を終わらすんですね。
そこがまた、面白いところであり、なかなかに狂気な部分でもあって・・・
デルウハの戦術っぷりと独裁っぷりが気になる人はぜひ1巻を読んでみてください!
おすすめPoint!
- 絶対に次巻が読みたくなる衝撃展開!
- 想像の斜め上のキャラクター感!
- 頭おかしい主人公が頭おかしい
とにかく、展開が読めません。
ストーリーが頭おかしいとかじゃなくて、キャラクターの頭がおかしい。
それも理性的な頭のおかしさ。頭が切れるからこそ、常人には理解できない頭のおかしさ。
だから、展開が読めない!!!
疑心暗鬼に陥るべき状況で、なぜかそうとはならない気持ち悪さが面白い。
とにかくデルウハが次に何をやらかすのか、見てみたくて続きを買ってしまいます。
類似マンガ
- デスノート
【デスノート】
腹の探り合いといえばこれですね。
後で記事書きます。
もと店長のひとりごと
個性の振り方が素晴らしいなと思っています。もとです。
ハントレス6人の個性ももちろん素晴らしいのですが、他のキャラクターもなかなかに濃い個性してるんですよね。ハントレスについては後のち紹介していくとして、今回は研究所の所長についてお話しましょう。
この所長はですね、唯一といってもいいくらい、全貌を知っているキャラクターなんです。ハントレスの正体はもとより、デルウハの正体を知っているものがほとんどいません。
デルウハのあの狂気じみた行動を黙認しているのが所長。
この人ってネジが外れているのか、外れていないのかわからないが魅力ですね。
ハントレスが無慈悲に殺されるのをさすがに看過できない面がある一方で、そうしないと研究所が破壊されることがわかっているから見過ごさざるを得ない。
ここが、所長の少しイかれてる理由ですね。
所長の苦悶に満ちた表情がよく描かれてて好きです。
「さすがに酷だけど、でもそうするしかないよな~」みたいな表情するんですね。
面白すぎ。
最後にちょこっとだけ、なぜ面白いのか話させていただくと、
死んでも生き返る(死ぬ1時間前の状態で)という性質の中でも、特に記憶も1時間前の状態になることが重要!
厄介なことが起きても1時間以内に殺せば、リセットできる。これをデルウハは利用してイペリットと戦っていきます。
ココが面白い。
アンチコメントに反論していく
アンチコメントに反論していきますが、別にアンチコメントが嫌いなわけではありません。
多様性大事。
とはいえ、人が傷つくようなコメントはよくないなと思うので、まあいい気分で読めたらいいなということです。
Amazonのレビューから持ってきます。
ちなみに今回はほとんどが高評価でした。いつもは低評価の中からこのコメントに似たコメント多いなとか、これは的を射ているなというものを探しているのですが、今回は探すほど数がないです。
これは、誉め言葉ですかね。
殺すことを厭わない主人公が主人公になってしまったのだから、どうしようもない。
確かに、あまり気持ちのいいものではないかもしれませんね。
とはいえ、話自体が面白いし、このSF設定がいいというのも同意です。
1つ目同様に味方を殺す胸糞の悪さに対するコメントですね。
これは、その通りでしかないです。
ぶっ飛んだ合理主義で味方をも殺してしまう、気持ち悪さを言うか、人間としての受け付けられないような感じがするのはわかります。
そこがいいと思えてしまうのは、異常でしょうか。僕は好きな作品です。
長いですが、興味深いので載せました。
主張は二つですね。
一つ目は、殺すという判断は合理的ではないのではないか。
二つ目は、倫理観のある人間がいない
ひとつずつ見ていくと、合理的ではないのではないかに関しては、
合理的な気がするけどな~と思っています。
主人公の目的は飯さえくえりゃいいというところにあると思います。
だとすれば、自分への余計な詮索や、仲間同士の軋轢などは自分が追い出されたり、研究所が危険にあうため、飯も食えなくなる可能性がある。
そうなる可能性がある以上、あとはその状況をどう回避するのかという思考の中で、殺せる選択肢が最善だからそうしてるのだと解釈しています。
倫理観のある人間がいないに関しては、その通りですね。
立場的には所長がその位置にいるのですが、そもそもハントレスが造り出されている時点で、倫理観は欠けていますね。
なので常人はいません。なので、最後の一文は面白い意見だなと思います。
とはいえ、デルウハの判断が合理的だなと感じれば楽しめると思います。あとは、話が進むにつれてデルウハという人間も意外と・・・みたいなところはあります。
と、批判コメントはここまでにしてグッドな意見も見ていきましょう。
予想外に信頼を築いていくというのはいいコメントですね。いや~確かにその通り。
先ほどの批判的なコメントに対する、反論になっていてこういう考えもあるのかと感心しました。
この通りです。
このコメントを見て何も思いつかなかった類似作品にデ〇ノートを追加させていただきました。
ありがとうございます。
僕は別に作者ではないですが、いいコメントがいっぱいあり嬉しいです。
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電子コミックもチャレンジしてみようかなという人は、無料の会員登録をすれば、100冊まで40%OFFで買えます。
別にすぐに100冊買う必要ないので、挑戦してみるのもありかもしれません。
1万円分の漫画が6000円で買えるってことか。
結構大きいですね。
他人事みたいになってしまった・・・
僕もいつか電子コミック派になるんだろうな。
紙のコミック買えます。中古のコミックも見れるのでいろいろ見てみてください。まとめ買いじゃなくても大丈夫だと思います。
まあ、近所の本屋で実際に表紙どんな感じなのかなって確認してから買うのがよかったりするんですよね。どんな方法でも楽しみながら買えることに越したことはない!
買うのも含めてぜひ楽しんでいきましょう!
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