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ひとこと!
娘の友達
荻原あさ美
講談社
9784065166000
7巻(2021年02月10日発売)
完結
恋愛×サスペンス
☆☆☆☆★
娘の友達とのイケない関係⁉失うものは一体なにか?
このタイミングで誘惑かけられると傷ついた男はなあ・・・
あらすじ
家庭では「父親」を振る舞い、職場では「係長」として振る舞う。それぞれの場所で理想の自分を作りながら、懸命に生きてきた主人公・晃介。
奥さんがなくなった後も、娘のために「父親」として精いっぱい取り組んできた。職場では、求められた仕事を無理がたたってもこなし、ひとりの社員として人一倍努力してきた。
それでも周りから、感謝されることはなかった。
自分が何のために頑張っているのかわからなくなってくる。努力しても見向きもされず、嫌味を言われることもある。
そんな中で、出会ってしまった。娘の友達である美少女・古都に。
疲れ切った心でいる晃介の前に、現れた古都。
壊れていた心が、古都との出会いによって沁みてしまった。少女の優しさが、くれた微笑みが疲れ切った心を癒してしまう。
社会的には「決して抱いてはいけない感情」。
よくないとはわかっていても、完全には止められない。
この禁断の関係、果たして彼らの行く末は・・・
おすすめPoint!
張り詰めた心に少女の誘惑が刺さる・・・
まあ、おすすめしていいのか変な感じはしますけど。めちゃくちゃ忙しかったり、ものすごい疲れているときにかけてくれる優しい言葉って刺さりますよね。
それが奇しくも、女子高生で、さらに娘の友達だった。
それが、職場の同期だったり、奥さんだったりしたらこんな問題にはならなかったかもしれない。主人公の境遇的にそれはむりそうですが。
少女であるがゆえに、娘の知り合いであるがゆえに一線を引かなければいけない関係。
それは理屈ではわかっている。けど・・・
そんな弱った男の描写がしっかり描かれていて、面白いです。もちろん、女の人にも同じようにあてはまることもあると思います。
こういう話を読むと、こうならないために尽くしていかないといけないんだろうなと思います。
また、古都の経験のない危うい感じが一線を曖昧にしていきますね。
「父親」として「係長」として、なかなかうまくいってない中で、「男」として接してくれる存在に出会ってしまって。
読んでると、僕も男なのでちょっともやもやします。
そこがまた面白いポイントではあるんですが。
漫画のPVなのでご安心を。
静かなBGMが雰囲気を作ってていいですね!
娘の不登校に加えて、職場での問題も主人公にはあります。
そんな中、あんな可愛い子に優しくされたら・・・
不運なのか、幸運なのか。
複雑ですね。
もと店長のひとりごと
心身が弱ってしまうことって、いろんな意味で危険ですよね。
娘の美也もお母さんの死から心が弱ってしまって籠ってしまっていたわけですから。同時に父も家庭でのもどかしさがあり、職場でのうまくいかない気持ちもあり。
こうやっていろんなものが重なり負が連鎖してしまう。
絡まれば絡まるほど抜け出すのが難しくなっていく。絡まった糸をほどくのは時間がかかりますからね。だから、なるべく早くに解決できた方がいいですよね。
まあ、人間の心を理解するのはとても難しいから、解決できた方がいいなんて気軽に言えるものでもないとは思いますけど。
だから、こういう漫画を読むことは好きです。たかが漫画。どうやっても現実ではない。それでも、読むことで何かしらの理解が広がるし、自分の想像が及ばないことに気づくこともある。そういう気付きをもたらしてくれるので好きです。
漫画だって描いてるのは人間ですからね。
類似マンガ
※順番に記事を書いていくのでしばしお待ちを。
電子コミックもチャレンジしてみようかなという人は、無料の会員登録をすれば、100冊まで40%OFFで買えます。
別にすぐに100冊買う必要ないので、挑戦してみるのもありかもしれません。
1万円分の漫画が6000円で買えるってことか。
結構大きいですね。
他人事みたいになってしまった・・・
僕もいつか電子コミック派になるんだろうな。
紙のコミック買えます。中古のコミックも見れるのでいろいろ見てみてください。まとめ買いじゃなくても大丈夫だと思います。
まあ、近所の本屋で実際に表紙どんな感じなのかなって確認してから買うのがよかったりするんですよね。どんな方法でも楽しみながら買えることに越したことはない!
買うのも含めてぜひ楽しんでいきましょう!
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