二月の勝者

あらすじ

2020年の大学受験改革を目前に、
激変する中学受験界に現れたのは

生徒を第一志望校に絶対合格させる最強最悪の塾講師！

受験の神様か、拝金の悪魔か？

早期受験が一般化する昨今、もっとも熱い中学受験の隠された裏をえぐりだす問題作！

見どころ

中学受験を目指す親子のリアルな葛藤！

とにかく、塾ってこんな感じで、親子ってこんな感じだよねって作品。

塾では、
真面目な子が、やかましい男子にイライラしたり、

授業全然聞いてなかったり、

親に内緒でサボったり。

塾内だけでなく親子にもいろいろあって、
受験熱心ママがいるかと思えば、本人はあんまり興味なかったり、

心配性のママに、楽観的な本人、

両親で意見が食い違っていたり、

どちらかが、関心がなかったり。

とにかくいろんなタイプの親子が出てきます。

そして、
その親子の問題を上手くクリアしつつ、受験を成功に導くのが塾講師。

授業中には喝を入れて集中させ、

休み時間にはリラックスさせる。

お母様の電話対応に気を配り、

面談では士気を上げる。

いや～まじでためになる。
別に子どもいないし、結婚すらしていないけど。
高校・大学受験した身としては、あの受験の経験を小学生がするというのは、親子ともども想像を超える大変さがあるのだろうなと実感したこの頃。

子どもを持つ全親に見てほしい作品です。

ちょこっとキャラ紹介！

キャラクターを少し紹介していこうかなと思います。

「塾講師は教育者ではなく、サービス業です。」

親はお金を落とす顧客であり、その子どもを合格させるために塾はある。そういう考え方をしています。
確かに、学校とは違い公的な教育機関ではない以上、営利を求めるのは当然・・・だけど、それでいいのか？

情がなさすぎる・・・

そう思う時期が僕にもありました。
だけど実際は・・・
というのが少しずつ明るみになっていきつつ全員の合格を目指していきます。

黒木先生の想い・それに至る過去を見てもらいたいですね。

優しいのが果たしていいことなのか。

この先生を見てるとよく思います。
優しい言葉をかけるだけがすべてではありません。
現実的なアドバイスも必要だし、時には厳しいことも言ってあげないと生徒のためにならない。
本人も黒木先生を見ながら、締めるところは締めないといけないと自覚しながら話が進んでいきます。

それでも、優しさはしっかり届く！

裏に優しさがある先生も大事ですけど、優しさが前面に出ている先生も塾には必要ですよね！

生徒の紹介もしていきたい！

ですが、公式から画像を引っ張ってこれなさそうなので、一人説明だけ。

今川理衣紗

この子は親ともども問題児として描かれています。
もちろんいい子ではあるんだけど。いい子過ぎて親の存在が目立ちます。

当り強めの女の子でトラブルメーカーです。

そして、母親がTHE受験ママ。

有名女子大に通ってほしくてとやかく言ってきます。娘なら簡単だと信じ切っているから、手が付けられない・・・

これを相手する講師の人も大変ですね・・・

娘も母親のプレッシャーのせいでうまくいかないことが多く、それでさらに問題行動が増えていきます。

この親子に黒木先生・佐倉先生はどう対応していくのか。

もちろんこの親子以外のいろんなタイプの親子にも悪戦苦闘しながら関わっていきます。

子どもには将来中学受験させてもいいかなと思う方は、ぜひ読んでみてください！

正直、想像の10倍くらい受験って大変なんだって思うと思います。