タイトル 波よ聞いてくれ
著者 著:沙村 広明
出版社名 講談社
ISBN 9784063880588
既巻 9巻(2022年1月21日発売)
刊行状況 連載中
ジャンル 職業
おすすめ度 ☆☆☆☆★
ひとこと! やばい話、ココにあります。
こんな意味わかんくて、こんなにハラハラするのに、もっとやってくれと思ってしまう。
波よ聞いてくれの魅力を伝えていく!
こんな人におすすめ!
- イかれた漫画が読みたい!
- 渋い漫画が読みたい!
- ラジオが好き!
ファンタジー系の漫画で世界観がイかれているとか、そういう次元じゃないんです。
あんなに現実に寄り添っていて、地方ラジオがテーマの話でしっとりした感じの雰囲気なのに。
妄想なのか、想像なのか、空想なのか、現実なのか、何かよくわかりません。
それでいて、玄人みたいな空気感のある漫画なので、本当に頭がおかしくなりそうです。
正直、ラジオが好きとかどうでもいいです。
あらすじ
舞台は北海道サッポロ。主人公の鼓田ミナレは酒場で知り合ったラジオ局員にグチまじりに失恋トークを披露する。すると翌日、録音されていたトークがラジオの生放送で流されてしまった。激高したミナレはラジオ局に突撃するも、ディレクターの口車に乗せられアドリブで自身の恋愛観を叫ぶハメに。この縁でラジオ業界から勧誘されるミナレを中心に、個性あふれる面々の人生が激しく動き出す。まさに、波よ聞いてくれ、なのだ!(講談社コミックプラスより)
常識的な人間ではあるのに、なぜか破天荒な鼓田ミナレ。
そんな主人公とともにラジオ業界の裏側を見ていく漫画なのかと思いきや・・・
今までの人生が何の役にも立たないような脈絡のない出来事が襲い掛かってきます。
読んでいくうちにこれが、これこそが鼓田ミナレの人生だと思い知ること間違いなし!
おすすめPoint!
- 紙一重の脈絡のなさ!
- 常識を欠落した常識人!
- 予想の付くはずのないめまいがする展開!
とにかく破天荒な漫画だなと思います。
まず、冒頭でくまと戦います。
なんででしょう。
意味が分かりませんし、脈絡がありそうでたぶんないです。それでも紙一重で物語としてつながっている感じが意味わからなすぎて面白いです。
そして、主人公の鼓田ミナレはおそらく常識があります。なのに、くまと戦うことになります。意味が分かりません。
この予想の付かない展開と、常識があるのかないのかわからない感じがくせになっていきます。
類似マンガ
- ヒナまつり
- ドロヘドロ
ヒナまつり
主人公のヒナがやらかすことの脈絡のなさが似ているかなと思います。それ以外の要素は多分あんま似てません。
ドロヘドロ
意味わからなさが似ています。波よ聞いてくれは、世界観は現実を舞台にしているのに、起こることが意味わからない感じです。ドロヘドロは、世界観が謎です。そのうえで何が起こっているのか最終巻まで読まないと意味が分かりません。
もと店長のひとりごと
アニメを見たときに衝撃を受けました。いきなりクマと相対するところから始まります。意味わかんねえなと思いながらOPが好きだったので、見続けていましたが面白かったです。飽きることなく、変わる展開とそのたびに何が起こっているのかよくわからん状況。最後にようやく答え合わせが行われます。そして、また次のイベントへと導入が始まります。
毎度何やってんのかなこの人たちは。と思いますが、本当に飽きないのでなんだかんだでアニメを見終わってしまい、しまいには続きが気になって漫画を買ってしまいました。相変わらず、想像通りというか、想像以上で買ってよかったなと思います。
変わった漫画が読みたいなと思った人は、ぜひ読んでみていただきたいなと思います。では、今回はこの辺で。
コメント
初めてコメントさせていただきます。沙村先生の作品は神作が多いですよね〜!『おひっこし』などの短編集が『波よ聞いてくれ』に近いところがあるので短編集は本当におすすめです!『無限の住人』なんかのバトル系も描かれているのがすごいなと思います。
コメントありがとうございます☆『無限の住人』は知っていましたが、『おひっこし』は知りませんでした!
『波よ聞いてくれ』に近いテイストの短編集・・・気になります。
他の短編集も見てみます!
『おひっこし』は本当におすすめです!ギャグのテンポ感とか近いかなと個人的には思ってます。他の作品だと『シスタージェネレーター』、『ハルシオン・ランチ』辺りも似たようなテイストなので作品選びの際に参考にしていただければと思います。
ありがとうございます!
古本屋で見かけたら買ってみます!