はじめに
今回は親から生まれた全ての人に読んでほしい漫画を3選紹介したいと思います。
何言ってるのかわからないと思いますが、子どもの気持ち、親の気持ち、子どものいる親の気持ちを知ることは大事なことだと思っています。ので、優しい気持ちになれるような、子どものことを、親のことを考えさせられるような漫画を紹介していきたいと思います!
親から生まれた全ての人に読んでほしい漫画3選
二月の勝者
タイトル
著者
出版社名
ISBN
既巻
刊行状況
ジャンル
おすすめ度
ひとこと!
二月の勝者
高瀬志帆
小学館
9784091897923
15巻(2022年4月12日発売)
連載中
職業
☆☆☆☆☆
親と子のそれぞれの葛藤が沁みる。
塾講師が主人公の中学受験の漫画です。
もちろん、塾の裏側だったり、講師の考えていることだったりも出てきます(塾に入れることが疑心暗鬼になってしまうような内容ではないので大丈夫です)。
重要なのはそこではなく、中学受験を目指す親子の姿です!
何組もの親子の受験の様子が描かれています。勉強ができる子とそうでない子、受験熱心な親とそうでない親。いろんなパターンの家庭が出てきますが、どの家庭にも少なからず悩みがあります。そこの描かれ方が上手いな~と思います。
僕はまだ親ではありませんが、確かに小学校のころ、受験する友達がいて、途中から全然遊べなくなるのを見て、大変そうだな~と思っていた思い出があります。
そんな家族の子どもの想いと、親の想いを覗くことができます。どういう悩みがあって、どういう問題が起きるのか、もちろん漫画と現実は違うということもあるでしょうが、読むだけで心構えができる面も多くあると思います。
漫画として楽しみながら、こういうものなんだなと思うには十分すぎる漫画だと思いますので、読んでみるのもありだと思います。
普通に漫画としても面白いです。
シバトラ
タイトル
著者
出版社名
ISBN
既巻
刊行状況
ジャンル
おすすめ度
ひとこと!
シバトラ
著/朝基まさし 原作/安童夕馬
講談社
9784063638349
15巻(2009年11月17日)
完結
サスペンス×ヒューマンドラマ
☆☆☆☆★
どんな子にだって心があると思わせてくれる作品です。
生活安全課少年係の新米刑事の柴田竹虎が非行に走る少年少女に手を差し伸べていく話です。
2009年に完結した話なので若干前の漫画ではありますがおすすめです。
実は漫画を読んだのは最近で、小さいころドラマを見ていて面白かったなと思い漫画を読みなおしました。
この漫画に関しては子ども目線のみの話です。この話の中では、非行に走る少年少女たちは、どこかで寂しさを抱えていてそれが非行という形で表れてしまいます。非行のすべてが親の責任ではないとは思います。ですが、子どもならみんな、言わずとも誰かにかまってほしかったり、気にかけてほしいと思っているということを忘れてはいけないなと思いました。
少しでも子どものころの気持ちを思い出せたらいいなと思います。
甘々と稲妻
タイトル
著者
出版社名
ISBN
既巻
刊行状況
ジャンル
おすすめ度
ひとこと!
甘々と稲妻
雨隠ギド
講談社
9784063879179
12巻(2019年2月7日)
完結
家族×料理
☆☆☆☆☆
これが理想の親というものなのだと思う
妻を亡くしひとりで娘を育てることになったお父さんの話です。
シバトラに引き続きこれもすでに完結している漫画になります。この漫画は上の2つと違ってほっこりする話がほとんどです。
その中でも、育児に慣れていない父親の葛藤が描かれていてなるほどなと思います。妻が生きていたころは料理なんてほとんどしたことなくて、亡くなってしまった直後はお弁当で済ませてしまっていたお父さんが娘の言葉をきっかけに料理をすることを決意することから始まります。
子どもを見ながら料理したり洗濯したりと家事をするのは大変なんだなと思えます。そのうえできちんと子どもと向き合って、一緒に遊びに行って、悩みを聞いてあげて。そんな当たり前みたいにも思える育児のすべてが努力の中で成り立っていると思うと親ってすげえなと思います。
この優しさを見てほしい。
ちなみに雨隠ギド先生の漫画は優しい話ばっかりなので、ぜひほかの漫画も見てみてください。
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