タイトル 僕の心のヤバイやつ
著者 桜井のりお
出版社名 秋田書店
ISBN 9784253226158
既巻 7巻(2022年8月8日発売)
刊行状況 連載中
ジャンル 学園×ラブコメ
おすすめ度 ☆☆☆☆★
ひとこと! 結局、青春じゃね~か!!!
楽しんで描いているのが伝わってくるいちゃいちゃラブコメです!
僕の心のヤバイやつの魅力を伝えていく!
こんな人におすすめ!
- 陰キャが主人公のひねくれラブコメが読みたい!
- 男子中学生みたいなノリが好き!
- 陰キャだった自分の青春を妄想したい!
主人公のひねくれた性格から見た中学生活です。
可愛い子にきょどきょどしながら接したり、意味わからん妄想したりするところにたまに、ダメージを覚えます。なんででしょう。
クラスの男子が思春期真っただ中のアホみたいな会話をしてます。こういうやついたな~と思いながら読んでるとなんか楽しいです。
そんなにハッちゃけた学生生活じゃなかった人には、こっぱずかしさが混じりながらも刺さると思います。刺さってます。
あらすじ
陰キャ中学生の市川京太郎は中二病で、日々、同級生の殺害を妄想している。そんな彼と対極にいるのが陽キャの山田杏奈。彼女はクラスの人気者でモデルもやっている。そんな彼女は市川にとって殺害妄想の一人で最も殺したい相手だった。
しかし、図書館で話をする中で、彼女のことが気になってきてしまい・・・
ってな感じのストーリーです。
コミュニケーションがうまく取れない男子あるあるですが、人から話しかけられると、嬉しいですが話しかけられたことにうまく対応できずに終わります。
可愛い女の子とかならなおさらです。そんんで変な気の使い方をしてしまいます。可愛い女の子ならなおさらです。
主人公の市川君はそれです。
なので、可愛い女の子と話していて羨ましいな~と思いつつ、共感性羞恥に見舞われます。
ですが、面白いので読んでしまいます。そんな作品です。
女性にも好感が持てているようでよかった。
おすすめPoint!
- きょどりながらもヒロインを助ける主人公が可愛い!
- 無自覚?なヒロインが可愛い!
- 好きなのに悪態をつく主人公が可愛い!
二人とも可愛いです。
これが高校生じゃなくて中学生だからこそいいですね。
好きな人を前にどぎまぎしてるところとか、変に否定しちゃうところとか。
ヒロインが無自覚なのか主人公に対して些細な恋愛駆け引きみたいな行動するところもまた、主人公が惑わされていて楽しいです。
ふたりに頑張ってほしいと思うと同時に、このままの関係性でも面白いなと思ってしまう作品です。
いろんな蓋があるので、注意してください。
類似マンガ
- その着せ替え人形は恋をする
- 古見さんはコミュ症です。
- 黒岩メダカに私の可愛いが通じない
- ハイスコアガール
その着せ替え人形は恋をする
その着せ替え人形は恋をするは、無自覚な主人公の男の子の行動にヒロインが振り回される話です。
僕の心のヤバイやつに比べて、コミカルさは少なめなラブコメって感じです。
古見さんはコミュ症です。
古見さんはコミュ症です。は、ラブコメというよりかはコメディという感じです。ですが、クラスメート同士がなんだかんだ仲が良かったりする全体的な雰囲気が似てます。
僕の心のヤバイやつと比べて、普通のコメディっぽく、柔らかめなコミカル感です。
黒岩メダカに私の可愛いが通じない
黒岩メダカに私の可愛いが通じないは、設定が逆の僕の心のヤバイやつって感じです。
自分が美少女だと自覚しているヒロインがぶっきらぼうな主人公に好かれようとする話で、実は主人公は可愛いと思っているけど、ポーカーフェイスをしているみたいな感じです。
ハイスコアガール
ハイスコアガールは、ゲームを介してふたりの仲を深めていく話です。
僕の心のヤバイやつと似ているかと聞かれれば、似ていないですが、名前の付けられない関係性で進む感じとか、そこからくる心模様は共通点がある気がします。
もと店長のひとりごと
主人公もヒロインも、互いに対してどれだけ行為の意味が伝わっているのかわからないで進む感じがいいですね。上手くコミュニケーション取れないながらもヒロインにおせっかいを焼いてしまう主人公のその行動が、アホっぽいヒロインにどれだけ意味が伝わっているのか。ヒロインの無自覚なのか作為的なのかわからない主人公への行動にどんな意味があるのか。この辺がワクワクして面白いです。好意に似た何かは勘違いなのかそうじゃないのか、勘違いだとしても関係が発展するかもしれないし、好意だったとしても気づかず進むかもしれないし。この様子を見れるだけでなぜかこちらが浮足立ってしまいます。人の恋愛相談に首を突っ込んでいるときってこんな感じなのかもしれませんね。これは面白がらずにはいられなさそうです。
ここまで読んで気になって方はぜひ読んでみていただければと思います。
意識していしまう陰キャと本当はどっちなのかわからないヒロインの掛け合いがいいですよね。
こじらせで終わるのではなく、恋愛にちゃんと進んでいきそうな展開がいいですよね。
この点も、古見さんに少し似ているかもしれません。
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